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生成AI x 量子コンピューター!リープリーパー2023年人気記事まとめ

リプリパ編集部

『未来って、結構身近なジブンゴト― 新しいミライへと飛躍する人たちのためのメディア』をコンセプトにしているのが、このメディア「リープリーパー(LeapLeaper )」です。2023年の締めくくりとして、3月から公開してきた160本以上の記事の中から、よく読まれた記事をご紹介します。今年最後のまとめを、どうぞお楽しみください。

ChatGPTの話題には事欠かなかった9ヶ月

ChatGPTのリリースから1年を過ぎましたが、リープリーパーの公開から9ヶ月も、ChatGPTと開発企業であるOpenAIの話題には事欠きませんでした。

生成AIは、来年も目が離せないテーマであり続けることは間違いないでしょう。OpenAIは米国特許商標庁にすでに「GPT-5」の商標を申請しています。ChatGPTには、Google BardやGeminiを筆頭に、ライバルの出現が相次いでいます。モデルのサイズや精度で上回っていたり、コストが安かったり、特定の分野の強い・弱いで特徴が示されています。また、GAFAMの中で唯一目立った動きがなかったAppleも、次期iPhoneに最適化した独自AIを開発中で、出版社やメディアと交渉中とも噂されています。

一方で、一部の研究者たちは、法整備や倫理面、フェイクニュース、著作権など、さまざまな観点から警鐘を鳴らしています。アメリカでは、原爆を開発した技術者の達成とその後の苦悩をテーマにした映画『オッペンハイマー』が大ヒットしました。生成AIは、大量破壊兵器並の世界的なインパクトを与えるだろうと警告されていて、2024年秋のアメリカ大統領選挙も、大きなリスク要因と見なされています。

日本でも、先週、AI戦略会議で「人間中心」や「プライバシー保護」など10の原則が示された他、生成AIとコンテンツに関する安全なルール作りのために、国家機関の設立が示されました。誰も無関心・無関係ではいられない、非常に重要なテーマです。

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着実に進化を続けている量子コンピューター

リープリーパーでは、運営しているBlueMemeに所属する複数の社会人博士(PhD)に、研究者の視点からいろいろな記事を書いてもらいました。

量子コンピューターの世界でも、今年は大きなブレイクスルーが起きた年でした。トップランナーの一社であるIBMがロードマップ通りに開発を進めた一方、1,000量子ビット超の量子コンピューターを先に実現したライバルが登場しました。また、関連の研究者がノーベル化学賞を受賞したり、少しずつキーワードの認知も拡がっています。

基礎知識を知りたい人がまだまだ多い一方で、計算式や論文、理論など、専門職として研究している方のニーズも高まっているようです。

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止まらないローコード・ノーコードというニーズ

プログラムコードをほとんど書く必要がない「ローコード(low code)」、または、まったく書く必要がない「ノーコード(no code)」というソフトウェアの開発手法は、さらに拡がり続けています。OutSystemsやCreatioなど、エンタープライズ向けサービスだけでなく、Webサイト制作やモバイルアプリ開発、コンシュマー向けでも、ローコード・ノーコード開発プラットフォームがトレンドになっています。

生成AIは、ローコード・ノーコード開発とも密接な関係にあり、APIで連携しています。生成AIでは、“Text-to-code” や “Sketch-to-code” と呼ばれるように、仕様を文章で箇条書きしたり、スケッチを手描きするだけで、合理的なプログラムコードが生成されます。コードを途中まで書けば、残りを生成AIが自動補完してくれたり、デバッグもしてくれるので、『生成AI無しのプログラミングに戻るのはあり得ない』というエンジニアの声も聞きます。

2024年は、現役世代の大量退職により、今でも不足しているIT人材が、さらに枯渇すると懸念される「2025年の崖」までのラストイヤーです。ローコード・ノーコードは、DXやアジャイルにも不可欠です。ソフトウェア開発の内製化によるDX人材の確保・育成がさらに求められる年になるでしょう。

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[nlink url=/2023/07/14/low-code-no-code-dev-market-status-and-forecast/]

普及と共に高まった、パスキーへの関心や期待

パスキーは(Passkey)、従来のパスワード方式に代わる、秘密鍵暗号を使った新しいセキュアなログイン認証方式です。2022年の秋から徐々に普及が始まっていましたが、去年から今年の夏頃に掛けてAppleやGoogle、Microsoft、Amazonといった大手のプラットフォーマーが相次いで対応し、一気に拡がりました。

個人情報や企業情報は、時にその存在を左右するほど重要な点は疑いようがありません。生成AIによるFAKEコンテンツの生成と共に、セキュアな情報管理がさらに求められます。2024年は、引き続きパスキーの普及が進み、ビジネス用のITシステムにも実装されていくでしょう。

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働き方やマインド、キーワード解説にも注目が

生成AIの圧倒的な普及や、緊迫する国際情勢、パンデミックとその後。私たちは、変化が激しく予想不可能な「BANI(バニ)」と呼ばれる時代に生きています。慢性的な人手不足、働き方やライフスタイルの多様化、リモートワークの普及と出社回帰が進むに伴って、合意形成と意思決定がさらに重要になっています。仕事で役立つチームワークやコミュニケーション、マインド、トレンドなどにも、引き続き注目しておく必要がありそうです。

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テクノロジーに直結しない話題もあれこれ

リープリーパーでは、テクノロジーに直接関係しない話題も豊富に取り扱っています。文学や音楽、スポーツ、書籍、映画、地域の話題、個人の経験や趣味など、幅広いテーマを紹介しています。

なぜそれが読まれているのか、はっきり理由がよくわからない記事も中にはあります。ただ、書き手がリープリーパーに関係するステークホルダーである以上、テーマの構造や設計、手法、意識など、どこかでつながっているのかもしれません。今後、量と種類が増えていく過程で、点が線として結びつき、さらに面へと展開していくことを、実は私たち自身が期待しています。

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2024年もリープリーパーでは、読者の皆さんに役立つ幅広い情報をお届けします。ご意見やご感想は、各記事のコメントやフォームでどうぞお気軽にお寄せください。また、ソーシャルメディアで記事の紹介以外の情報も交えて発信しています。ぜひ、フォローをお願いします。

皆さんの来たるべき年が、新しい希望に満ちた一年となることを願っています。

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