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働き方

10年で何が変わって、変わらないか?組織の成長を内側から見つめて

ウィスパー

2013年4月にBlueMemeに私が入社してから、早10年が経ちました。

2013年といえば、ロシアに隕石が落下して、予測のつかない落下の瞬間を動画で捉えたことでドライブレコーダーに注目が集まったり、富士山が世界遺産に登録されて登山客が激増したり。当時の消費税は5%でした。私はその年、携帯電話をガラケーからスマホに変えたのを覚えています。

同時期に入社したのが私を含めて2名、1ヶ月後にもう1名入ってきて、それまでの5名を含めてわずか8名の小さな会社でした。BlueMemeの設立は2009年。それが今では、グループ会社を含めて約134名にまで増えました。

この10年間で、いろいろなことがありました。変わったこと、変わらないこと、それぞれありますが、私の個人的な観点から、当時からこれまでを振り返ってみたいと思います。

変わったこと1.人が増えた

8名から徐々に社員を増やしていって、新卒も採用するようになって、何だかんだで現在は100名以上。オフィスも東京だけだったのが、福岡、沖縄、ロッテルダム(オランダ)、そして今年オープンの熊本と、増えてきました。

私が入社した2013年当時、オフィスは羽田空港近くの天王洲にありました。通勤でモノレールに乗れるのが楽しかったです。羽田空港からどこかへ行こうとしている人、どこかから帰ってきた人が毎日自分と同じ電車に乗っていて、荷物の大きさやお土産を見ては、国内なのか海外なのか、出張なのか旅行なのかなど想像していました。

社員数が少なかった時は、トレーニングに参加していただいたお客様を社員全員で応対していろいろなお話を聞いたり、営業部屋が部活みたいなノリで盛り上がったり、少ないなりの全員参加の楽しさもありました。会社の成長に合わせて、同じビルの中でも2回引越ししていて、そのたびに少しずつ広くなっていきました。

モノレールが走る天王洲にオフィスがあった頃の様子。同じビル内でも引っ越しを。
モノレールが走る天王洲にオフィスがあった頃の様子。同じビル内でも引っ越しを。

そして今の神保町オフィス。さらに広くなり、交通の便も格段によくなりました。福岡、沖縄も新しいオフィスに引っ越しして、熊本でも新しい仲間が増えていくのが楽しみです(人材募集中です!詳細はこちらから )。

変わったこと2.できることが増えた

最初はほぼ全員が開発出身で、営業も契約手続きも初心者の集まりみたいなものでした。

手探りで始めて、何とか1社目にライセンスが売れたと聞いた時は、『やったー!』と思うと同時に、お客様のチャレンジ精神に感服したものです。開発も製品サポートも、予めある程度準備していたとはいえ、実際に使ってみると想定外の動きやバグが出てきます。その都度知恵を出し合って、ベンダーに問い合わせて、何とか解決…を繰り返していくうちに、知識と経験が溜まっていきました。

私自身も、入社していきなり、英語でポルトガル人と販売代理店契約の交渉をしなければなりませんでした。今まで読んだこともなかった専門用語でいっぱいの英語の契約書を読み、展示会の開催を仕切り、日本にポルトガル人講師を呼んだトレーニングを開催しました。仕事を依頼されるたびに『いやいやいやいや、やったことないし、知識もないし、無理無理ムリムリ、ひぇー』と思いながら、でも限られた人数だと誰かがやるしかないという状況に追い立てられ、周りに助けてもらいながら何とか形になった、ということばかりです。もちろん、できなかったこともあるけれど、すべていい経験になったことは確か。何となく、「腹の底の度胸」みたいなものはできたような気がします。

ある程度の人数を超えたところで、開発者に加えて営業経験がある人、英語ができる人、法務、経理など、知識と経験がある人も入ってくるようになりました。チームや部署が分かれて、これはこの人に任せよう、この人に聞けばいい、というのがわかりやすくなり、チームとしてできることが増えていきました。会社全体が、その時その時のベストな形に整理されながら、組織が作られていっているのを感じます。

変わったこと3.上場した

何といってもこれでしょう。実は、入社した時は、『5年経って、上場のじょの字も出なさそうな状態だったら、別の会社に行こう』、くらいのノリでした。『上場って、そんな夢みたいな話、この人たちどのくらい本気で言ってるんだろう?』と思っていたんです。

でも、人が増えて、仕事が増えて、売上が増えて、毎日やることに追われて忙しく動いている間に、そんなこと忘れていました。で、気が付いたら上場の手続きが始まっていて…。

『本当に実現するんだ…!』という驚きと、自分たちが積み重ねてきたものが形として見えるようになることへの、嬉しいような、怖いような、何とも表現が難しい気持ち。高校球児が県大会を勝ち抜いて甲子園出場が決まった時、のような感じでしょうか。

上場する過程で、コンプライアンスやガバナンスとか、会社組織として必要なことをきちんとやっていかなければいけないという、当たり前のことなのだけど改めて大変さを実感しました。世の中の会社ってすごいなと感心すると同時に、気の引き締まる思いもしました。社内規程や業務フロー、制度が徐々に整ってきていたのが、今後もさらにしっかりまとまっていくのだと思います。

こんな、変わってきたことがたくさんある一方で、変わってないな、と感じることもあります。

変わらないこと1.社員同士がフラットで話しやすい

これは、最初から変わらないBlueMemeのいいところだと思っていて、年齢や入社時期、役職に関係なく誰とでも、必要な時に話すことができます。

社長はいつもふらふらオフィス内を歩き回ってますし、誰彼構わずダジャレを披露して苦笑されいてる取締役もいます。先日は、入社して数か月の方に会話の中で『あ、あのダジャレの人ですよね!』と言われていました。

そういう環境なので、社員の声が届きやすく、反映されやすいというのも特徴です。一方で、一人ひとりの自立した行動や責任感が求められている、ということでもあります。

変わらないこと2.変化への対応が速い

ローコード・ノーコードを含めたシステム開発の領域も、どんどん新しいものが出てきて、新しい考え方に置き換わっていきます。BlueMemeも、その時その時で必要なツールやテクノロジー、これからブレークしそうなものを取り入れて、販売製品も増えてきました。やるとなったらぐいっと舵を切るスピード感、その都度、営業もエンジニアも新技術を学習し、使えるようになっているところは、変わっていないと思います。社内で使うツールも、結構な頻度で変わりますし、皆さん、相当柔軟な対応力を鍛えられていると思います。

これからも大切にしていきたいこと

私は、採用面接に関わることが多いのですが、BlueMemeの面接は、面接する側の社員のほうが全力でぐいぐい押すことが多いです。応募者の方のいいところを何とか引き出そう、BlueMemeのよいところも悪いところも含めてきちんと伝えたい、その上で一緒に働けるか検討してほしい、といった真剣な気持ちを感じます。

社員数が10人に満たなかった頃から、社内はとても賑やかでした。泣いたり、笑ったり、叫んだり、暴れたり。一人ひとりのキャラクターが濃すぎて、もはや動物園みたいなっていたこともありますが、いつも仕事に対して全力で向き合っている、そういう人が多かったからだと思います。IT企業としては、ちょっとうるさかったこともあったけど。

全力で夢中になってやったことは、後から思い返すと何だか楽しかったりする。充実感みたいなものは、きっと後からついてくるものなのだと思います。

これは、BlueMemeのカルチャーといっていいんじゃないかな、と思いますし、今後も続いていってほしいと願っています。

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