人間やっぱり怖い…私が克服できないこと・できるようになったこと
社会人になって8ヶ月くらい経って、毎日「疲れたなー」とか「帰りたいなー」 って気持ちと同じくらいの頻度、もしくはそれ以上に「人間怖い…」って気持ちで過ごしてます。もちろんこれは、特定の『○○さんが怖い!』とかそういうことではなく、シンプルに人間という存在が怖いって感じてます。会社のアドベントカレンダーで、しかもよりによってクリスマスイブに、こんなことを正直に書くのもどうかと思いますけど、そんな話。
子供の頃からの自己分析やってみたけど
物心ついた時から、ずっと人間が怖いですが、小さな頃はそんなことはなかったようです。家族でご飯を食べに行った時には、お店の人たちに「おいしい!」って自分から言うくらい、人に話し掛けてたようです。今じゃ考えられない行動ですし、もし今の私が話し掛けられたら、自分の方がちょっとびびる行動です。
何でそんなに平気だったんだろう?とか、何か怖くてショックを受けたエピソードがあったかな?と思っても、特に何かがあるわけではありません。怖いもの知らずな子供として、人間というものが何かわからないから、特に怖いと思わなかったのかなと感じてます。
学生時代は、人と必要以上に関わるような、部活や委員会、サークルには何も入らずに過ごしていました。中学校では、先生に『絶対に部活に入りなさい!』って言われたので仕方なくバスケ部に一瞬入りましたが、1か月後には幽霊部員となり、さらにその2〜3か月後には正式に辞めました。なので、一時的にでも所属してたというのも申し訳ない感じです。
高校も、『集まりはない』からと担任の先生に言われ、とある委員会に入りましたが、初回にいきなり集まりがありました。裏切られたような感じですごく行きたくなかったんですが、先生から『今度、お菓子買ってあげるからお願い!』と言われ、仕方なくその集まりに参加しました。後日、先生からちゃんとお菓子を買ってもらったことは覚えていても、委員会の名前も覚えてないくらいなので、こちらも一瞬入ってましたとも言えないレベルです。
そう言えば、子供の頃、無邪気に鳩を追いかけて、バサッと勢いよく飛ばれてすごく怖かったことは覚えてます。それ以降今でも、鳥全般が大の苦手です。人間に関しても、何も知らなくてわからないからこそ、怖い気持ちもなかったのかなと思ってます。
接客のアルバイトをやって対人恐怖を克服!したりせず…
人間が怖いくせに、アルバイトはいくつもやって、さらに接客ばかりでした。居酒屋が多かったので、お客さんに絡まれた時も『あははー』と、適当に笑ってれば何とかなってました。でも、なるべく小さいお店を選んだり、働く時間も3〜4時間の短い時間を選んでいました。
よくこんな状態で、接客を何回もやってたな、と自分でも思いますが、それには理由があります。少しでも対人恐怖をなくせたら…とか、かっこいい理由だったらよかったのですがそんなことはなく、単に好きなネイル代を稼ぐためでした。
私は高校時代からサロンでネイルをやってもらっていて、それをやめたくなかったのが理由です。髪の毛の色も自由だったり、身だしなみにうるさくない学校を選んで進学しました。学校終わりで働けるところを探していたら、びっくりするくらい居酒屋ばっかり候補に出てきて、また、時給も見たらまぁまぁいい感じにもらえそうっていう、あまり面接では言えないような理由で、居酒屋を選んだだけでした。
なので、電話にも出たくないのは変わりませんでした。店長がお手洗いに行って、私しかいない時に電話が鳴っても、電話をお手洗いのドアの前まで持って行って、『電話、鳴ってますよ!』ーっていうのを必死にアピールしてた程です。店長が優しかったので、バタバタしながら出てくれましたが、今はそういうわけにもいきません。
道で人との接点も爆音で全力ブロックしてる
人間が怖い私は、道を歩いてる時は基本爆音でイヤホンをしてます。「気付いてません」的な意味にもなり、スルーできます。それでも、たまに道を聞かれることがあって、その時は『うわ、人間っ!』って思います。
中学生の頃は、最寄りの駅から家まで帰れなくて迷子になるくらいには、少し方向音痴気味でした。昔、道を聞かれた時には、怯えながらも答えました。『頑張ったよ』って帰ってから母に報告したら、まさかの全然違う方向を教えてしまっていました。
人間にも怯え、頑張って道を答えても逆方向を教えたりでは、私も聞いてきた人もしんどくなるので、イヤホンで「聞こえてません」ってさりげなくアピールしてます。一石二鳥ですね、多分。
私が人間怖いと思っている理由
そんな私が、『何で、こんなに人間が怖いのかな?いつから?』って思いましたが、理由はすぐにわかるくらい簡単でした。それは、今まで同年代の人たちとしか基本的に関わって来なかったからです。
何も知らない・わからないって状態じゃなくなってから、多分人間が怖いと思うようになったと思います。何か決定的なことがあったわけではありません。強いて言うなら、人間が怒ってる姿を見ていくうちに怖いと思うようになったのかもしれません。
元々、人見知りもあり自分から話しかけることも、話しかけられることも苦手で、できるだけ関わる人数を少なくして過ごしてきました。なので、社会人になるまで、関わってきた人たちは基本同い年の人たちばかりでした。それが精一杯だった私が、社会人になって、人間が多い環境での仕事にも不慣れで、同い年以外の方たちとの接し方もわからないわけです。そりゃ、前よりも人間が怖いと感じるのが当たり前といえば当たり前でした。
社会人になったら、もっと人間が怖くなったけど…
社会人になってより強く「人間怖い」って思うようになりました。
でも、BlueMemeに入社して、流石にある程度時間が経ったら少しずつ慣れては来るもので、最初に同期の人たちには慣れていきました。途中からは同期の人たちに聞きまくったり、先輩に声を掛けなきゃいけない時には、先に行ってもらってその後ろをついていく感じで過ごすようになりました。今もそれはできる限り継続中です。一人で行かなきゃいけない時は怯えながら何とか頑張ってますが、一人じゃなくてもいい時は絶対一人では行かないです。まだきつくて、無理です。
それなのに今は、周りに誰も同期がいない席で、見積を作ったり、監査に関わったり、人間が怖いのに受付をやったり、とにかくいろんな仕事をやってます。なので、渡されたモモンガとハチワレのぬいぐるみを抱きながら仕事してます。これだと、安心します。今は、デスクにモモンガとハチワレを置いてます。一つを抱っこしながら、もう一つと目を合わせながら働いてるくらい、モモンガとハチワレに助けられてます。ぬいぐるみの数が増える分には何の問題もありません。むしろ助かります。が、減るのは今のところあり得ません。
社内からは、時々『どうしてぬいぐるみが安心するの?』と聞かれますが、習慣になっているものなので私にもわかりません。単にぬいぐるみが好きというのはもちろんありますが、物心つく前から、私はタオルがないと眠れません。母に聞いても、ずっと小さい頃から布団で寝る時にも必ず、バスタオルを持ってたくらいだそうです。ぬいぐるみを抱っこしてると、何となくタオルの生地と似てる感覚に安心するからだと思います。『23歳にもなって本当何言ってるんだ』って自分でも思いますが、あるのとないのとじゃ、安心感が全然違います。
克服なんてできそうにないけれど
やっぱり人は、物心ついた時から怖いと思っているものを克服することは、そう簡単にはできそうにありません。むしろ、悪化してる時点で無理な気がしてきました。会社という組織に入って、社会人として生きていくとはいえ、関わる人が増えた環境で急に改善できるわけないので、仕方ないですね。時間が解決してくれるのを待つのみです。
それでも、週5で朝起きて毎日出社して働いてるだけでとても偉い!と、自分のことを褒めてます。意地でも出なかった電話に、今はちいかわたちに助けられながら、たまにでも出て偉いです。足震えながらでも、一人で人間に聞きにいったりもしてて偉いです。人から話しかけられた時にも、『あ…』とか『え…』とか多くても逃げずに答えてて偉いです。
地元で人から声を掛けられた時は無視してるのに、会社では無視してないです。他の人からしたら、『当たり前!』『そんなこと?』ってことかもしれませんけど、私からしたら十分偉いです。えへん!
そんなこんなで、来年も自分ができることをやっていきます。
理人様 見ず知らずの者に温かいアドバイスをありがとうございます。 生物学の中だけ…
Soさん、ご質問ありがとうございます。 博士課程で必要な生物学の知識は、基本的に…
貴重な情報をありがとうございます。 私は現在データエンジニアをしており、修士課程…
四葉さん、コメントいただきありがとうございます。にんじんです。 僕がこの会社この…
面白い話をありがとうございます。私自身は法学部ですが哲学にも興味があります。 ふ…