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テクノロジー

量子コンピューターや数学、バイオなど研究職として書いた記事まとめ

理人

このWebメディア「リープリーパー」は2023年4月からスタートし、たくさんの記事が公開されていますが、私は19本の記事を書きました。量子コンピューターや数学など専門的な記事が多いので、テーマに馴染みがない人にはちょっと難しく、読んだことのない人もいるかもしれません。

年度末の整理を兼ねた今回の記事では、そんな私が書いた記事について、テーマごとに分類してひと言解説やアップデートを加えながら紹介していきます。詳しくない人が読んでも雰囲気だけでも掴んでもらえるように、具体例を挙げながら書いてきたので、一部だけでもぜひ読んでもらえたら嬉しいです。

バイオ分野の博士学生という立場から

私は修士課程まで純粋数学(専門は代数学)を専攻していましたが、現在はバイオ分野の博士学生をしています。研究内容は、バイオの問題を量子コンピューティングで解決するというものです。リープリーパーでは、そんな私自身のバックグラウンドを踏まえて、研究内容に関連する量子コンピューターや数学の記事を中心に書いています。

量子コンピューター

私がこの一年で一番多く書いたのが、量子コンピューターに関する記事で、計7本でした。量子コンピューターは、量子技術を応用した次世代コンピューターとしてAIやブロックチェーン、DNAのゲノム解析など、各界から注目されています。リープリーパーでは、基礎的な知識に関する内容から、量子コンピュータ実機開発の最前線の紹介まで幅広く書きました。

量子コンピューター基礎知識

この記事は、量子コンピューターの基礎について知りたい人に、一番おすすめしたい記事です。量子コンピューターの基本的な内容である「量子ビット」「重ね合わせ」「量子もつれ」そして計算方式などについて、改めて解説しました。

量子コンピューターが期待されているとはいえ、まだ発展途上の技術であると知っている人は多いでしょう。ただ、実現方式がいろいろあることを知っている人は少ないかもしれません。この記事では、それぞれの実現方式について仕組みの概要と開発状況について紹介しています。それらを知ることで、量子コンピューター開発への興味が増すこと間違いなしです。

量子コンピューターについて聞いたことがあるという人の中には、この暗号解読の話題を見聞きした人もいるかもしれません。なぜ量子コンピューターで暗号解読ができるのか、いつ頃実現しそうなのかについて解説しています。

タイトルの通り、量子コンピューターの時代がいつ来るか予想を書いた記事です。「NISQ」「FTQC」そして「Early-FTQC」という量子コンピューターの利用を考えているなら、必ず知っておかないといけない用語について解説しています。

量子コンピューター実機開発最前線

量子コンピューターの実機開発最前線に関する記事を3本書きました。1本目は中性原子(冷却原子)方式、2本目は超電導方式と中性原子方式、3本目は光方式の量子コンピューターのブレークスルーについて解説した記事です。2022年までは超電導方式がトップを走っていましたが、中性原子方式も同等かそれ以上の成果を出し、光方式の報告も非常に画期的です。毎年11月〜12月は大きな発表が出やすいので、今年の年末も楽しみにしていてください。

数学系

世の中で使われている数学に関する記事も6本書きました。数学という単語だけで毛嫌いされがちですが、AIをはじめ、世の中の至るところで使われていますし、非常に重要で面白い世界が広がっています。

グラフ理論、最適化問題

グラフ理論や最適化問題という言葉に馴染みがないかもしませんが、ビジネス課題の解決にも使われる重要な概念です。グラフ理論はグラフ(ネットワーク)という物事の関係性を表す数学の概念で、ソーシャルネットワークという「つながり」の時代を生きる皆さんには知っておいて損はない内容です。

微分積分、線形代数

現代でテクノロジーや科学を深く理解しようと思ったら、微分積分と線形代数の2つの理解は欠かせません。AIも、その2つなしには生まれませんでした。記事では、身近な例と共に解説しているのでこの機会にぜひ読んでみてください。

体験記、ナレッジ系

私の特殊な経歴とそれによって得られた経験も、記事として書いてみました。難しい概念や専門知識は出てこないので、大学や大学院からのキャリアパスや、社会人学生としての研究職という仕事に興味がある人だけでなく、一般の皆さんにも、気軽な気持ちで読んでもらえたらと思います。

バイオ系

DNAから、皆さんの身体がどのように作られているのかを解説する記事も書きました。X (Twitter)でも、比喩が面白いとシェアいただきました。バイオテクノロジーは、量子コンピューター同様にITとは非常に関わりが深い分野です。バイオ系の記事はまだ1本しか書いていないので、2024年度はもっと書いていきたいです。

ご意見・ご感想お待ちしています!

いかがだったでしょうか。この記事一覧を見て、一つでもリンクをタップしてもらえたら幸いです。2024年度も、研究開発の現場で経験したことをベースにいろいろな記事を書いていきます。量子コンピューターやバイオ系の話題で知りたいことがあれば、ぜひコメントやソーシャルメディアでのリクエストなどお待ちしています!

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理人
理人
博多在住の研究員兼博士課程学生
エンジニアになるつもりで入社しましたが気づいたら研究をしていました。数学が専門ですが、研究はバイオ系です。ときどき採用面接をしたりします。オタクなので月に1度は遠征に出かけます。
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