最近の投稿

アーカイブ

カテゴリー

最近のコメント

  1. にんじん
  2. アバター
  3. アバター
  4. タロウ
  5. アバター

テクノロジー

テクノロジーの今と未来を知る重要性とは―宗像仙人だより 001

リプリパ編集部

リプリパ編集部とも深い縁がある、いろいろなテクノロジーに明るい「宗像仙人」さんという人物がいます(仮名:敬愛を込めて以下では「仙さん」と呼びます)。

ビジネスの現場にパソコンが導入されつつあった90年代の黎明期から、印刷や放送、製造業など業界を問わず、B2B/B2Cの現場を広く深く知り尽くしてきた人。ハッキリした物言いと好き嫌いの表明、辛口な意見は、時に物議を醸してきたことも…。しかし、テクノロジー全般に明るいその見解は一見の価値があると思い、リプリパ編集部から声を掛けました。今も、興味関心があることにはとことんつんのめっていく、キレイな蝶々を追っ掛けているうちに山頂まで登ってしまうような、しつこくかつ壮年らしからぬ軽やかな姿勢には、学ぶべき点が多々あります。

今、社会や世界で起きている事実やエビデンスを踏まえつつ、ただし一般記事やレポート、資料ベースの解説だけではない、先人の考え方を聞いてみます。早速、宗教から宇宙まで、飛ばし気味のトークが炸裂しましたが、このシリーズはかなり長い連載になり、内容も濃厚なことがすでに判明しているので、どうぞ気長にお付き合いください。

この記事でインタビューをした方

宗像仙人 / Sennin Munakata 
テクノロ爺

量子コンピューターやAI、常温核融合など、テクノロジー全般に関心が尽きない元ITコンサルタント。趣味も幅広く、万年筆やアルコールから、軍事研究、最新アニメ番組のチェックまで。福岡県宗像市のオススメは、沖ノ島と道の駅。

これからを生きる現代人に重要な、テクノロジーの理解とは?

編集部
編集部

LeapLeaperでは、DXやアジャイル、ローコード・ノーコード開発から、AI、量子コンピューターなど、テクノロジー関連の幅広い話題を扱っています。常温核融合やDAO(分散型自律組織)、エクソスケルトン(外骨格)など、いろんな技術の可能性に関心が尽きない仙さんの話を聞かせてください。

宗像仙人
宗像仙人

まず、いわせてもらうけど、世間一般の人は本当に、テクノロジーの進化が自分の仕事や生活に影響することを全然わかってない。一体、何を考えとるんか!?と。

編集部
編集部

いきなりきたな、マンスプレイニング。

宗像仙人
宗像仙人

これからいろいろ話をしていく上で、今までいろんな勉強会とかで使うのに沢山作ってた、こういう資料を引っ張り出して見直してたわけ。もう20年も前に作ってちょっとずつ手を入れてきたけど、これからのために必要なのは、やっぱりリカレント教育よ。

編集部
編集部

リカレント教育は、最近リスキリングや生涯教育とかセットで語られているじゃないですか。

宗像仙人
宗像仙人

そう。今、自分を取り巻く状況や社会の環境はこうなっている、働き方はこうなっていくし、今からの時代がこう変わる。その上で、自分の立ち位置を決めて具体的に行動しなくちゃならん、というのをマインドマップにしたわけだ。これだけのことをわかった上で、自分が向かう進路を決めなくちゃキツいよと。それは、個人も企業も一緒。ガートナーのハイプサイクルを見てみてん。実現可能な時間軸で、いろんなテクノロジーの未来が示されとる。

先進テクノロジーのハイプサイクル
先進テクノロジーのハイプサイクル 
出典:Gartner(2022年8月)
編集部
編集部

ガートナーって、世界的に知られている、ITとビジネスのリサーチ&アドバイザリー企業ですね。テック系の記事でもよく名前を見ます。

宗像仙人
宗像仙人

やっぱ、これが一番よくまとまっとる。

編集部
編集部

「ハイプ hype」は、「やや過剰気味の宣伝やアピール」ですね。ハイプサイクルは、タテ軸が期待度、ヨコ軸が時間を示して、新しいテクノロジーが登場した時の人気や期待、普及、そして落胆を描く、と。最初は過剰に期待も高まって、中にはそのまま普及する技術もあれば、大半は思ってたほどじゃなくてガッカリもする。で、優れたサービスやバランスのいい使い方が知られるとまた注目されて、普及の安定期へ移行する。いろんな技術が、生まれては消え、代替わりしていく諸行無常…。

宗像仙人
宗像仙人

企業向けに作っとった評価シートが出てきた。ITの達成度合いや社員のマインドとか、俺が細かい項目を考えて、うちの奥さんにExcelとかで作ってもらったんやけど。

編集部
編集部

「影のCTO」に作ってもらってたわけですね(笑)。社内の人事評価シートみたいだ。全部スコア化されて、面談とかで使われて、冷や汗でアンダーシャツがぐっしょりになるやつ。

企業と従業員の自己分析のために作っていたいろいろなシート
企業と従業員の自己分析のために作っていたいろいろなシート
宗像仙人
宗像仙人

そう。このシートにある質問に答えていったら、自分の会社や個人としての自分は、今どのスタンスにあるかがわかる。自分の会社の何が弱いか強いかがわからんようじゃ、改善もできん。

編集部
編集部

20年先取りしてたDX。しかし、テクノロジーって、業界を問わず社会全体に共通していることもあれば、製造業や建設業、医療業界とか、業界ごとに直面する特徴的な課題もそれぞれあると思うんですよ。

宗像仙人
宗像仙人

もちろん、その当時はDXとか影も形もなかったけど、関係先の会社を通じて、コンサルティングしてた他社にもやらせてた。これが今でも、組織の中でのリカレント教育に使えるなと思って。今でいうところの、本気でDXをやる上の課題を全部あぶり出すと。

編集部
編集部

でも、実際に何か定量的・定性的な評価が出たとして、それを踏まえて具体的に実践していくのは、結局、経営トップの課題じゃないですか。DXって、経営層自身が、現状を破壊してでも創造するほどの気にならないと、結局は何も変わらないってことなんじゃないの?

宗像仙人
宗像仙人

いや、経営者にしても現場の従業員にしても、結局は個人の考えやから、立場は関係ない。自分がその会社に運命を託したいかどうか。

編集部
編集部

そ、そんな重要な判断を、他者である組織に託したくないなぁ。これだけ厳しい時代で、社会環境もやばくて、各個人のサバイバルが問われている時に、危機感や緊張感のない組織って怖いじゃないですか。従業員個人としては、『トップがこんなレベルじゃあな…』ってなると、もう、その会社には見切りつけて別のとこ探すしかないってことですよね?

宗像仙人
宗像仙人

だから、こういう現実をちゃんと認識できるような先端的な企業のトップは、できるだけ従業員にリカレント教育を受けさせるべき。会社の中に留まってるんじゃなくて、どんどん外の社会に出て、勉強してこいと。そうすれば、その知識が社内にもフィードバックされて、正当に評価することで人材の定着率も上がる。

編集部
編集部

新卒一括採用の日本は、「社会に出る」=「会社に入る」化してますからねぇ。


ある程度、覚悟していたこととはいえ、初回から結構飛ばし気味な話になりました。

仙さんの話は、単にいち個人の感想だとか、安全な場所からの指摘に過ぎないと片付けることも可能でしょう。ただ、今起きていることの現実と、これから起きるだろうさまざまな変化は、私たちは誰も無関係ではいられないことは事実です。また、それを踏まえて私たちがそれぞれどのように判断すべきかということも、個々人にとって与えられた課題であることは変わりません。

さて、次回からも、こういったさまざまなテクノロジーの話を、縦横無尽に熱く語ってもらう予定です。どうぞお楽しみに!

この記事の内容は、個人的な見解や感想であり、リープリーパー編集部や運営組織を代表するものではありません。

この記事でインタビューをした方

宗像仙人 / Sennin Munakata 
テクノロ爺

量子コンピューターやAI、常温核融合など、テクノロジー全般に関心が尽きない元ITコンサルタント。趣味も幅広く、万年筆やアルコールから、軍事研究、最新アニメ番組のチェックまで。福岡県宗像市のオススメは、沖ノ島と道の駅。

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT ME
リプリパ編集部
リプリパ編集部
編集部員
リープリーパー(略称:リプリパ)編集部です。新しいミライへと飛躍する人たちのためのメディアを作るために、活動しています。ご意見・ご感想など、お気軽にお寄せください。
リプリパ編集部の記事一覧

記事URLをコピーしました