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働き方

沖縄感ゼロでも最高!移住1年半のエンジニアのリモートな一日

久園 空補

私は、新社会人としてBlueMemeに入社した2020年4月から、エンジニアとして仕事をしています。職場はほぼ、オンライン。今は、沖縄に移住して仕事をしていますが、基本は家で仕事をするし、会話はビデオ電話、仕事着はパジャマもどき、仕事の終わりは自分の満足いくまでやる…。そんな私が、エンジニアとしてのワークスタイルと、沖縄でのライフスタイルを語ってみます。

なお、ヘッダ画像は本文には全く関係ありません。

オンラインになって変わったこと…!?最初からオンラインだし!

オンラインの仕事、リモートワークと言えば、「オンラインで仕事ってどうやるの?」とか、「オンラインとオフラインの違いは?」などの話題が定番です。私も、オンラインでの仕事の特徴をいろいろ話したいのはやまやまです。

しかし、それは両方を経験した人だから言えることで、私のように、初めから当たり前のようにオンラインで業務をしている人にはなかなか難しいテーマです。それでも、少なからず出社する機会はあったので、私なりに説明してみます。

オンラインで仕事ってどうやるの?

私の仕事は大まかにいって、エンジニアつまり開発者です。要件定義がある程度終わったプロジェクトに対して、ソフトウェア開発を進めていくのが仕事です。

ソフトウェアを作っていく中で疑問が出たり、その要件がどういう使われ方を想定しているのかが、仕様書の情報だけではわからない場合には、チャットや通話で担当者に確認します。仕事自体は、一人で黙々と作業するのでオンラインでも困りません。

ただ、開発したり編集する箇所(アプリやモジュール)が被っている場合には、上書きしてしまう恐れもあるので、メンバーとこまめに連絡を取り合います。電話をつなげっぱなしで作業することもあります。オンラインだからとか、どこに住んでいるかで、特別なことはほとんどありません。

オンラインとオフラインの違いは?

オンラインでは、細かなコミュニケーションが無くなります。つまり、業務に関係ない雑談や、業務に関係あってもいちいち聞くのは申し訳ない、他愛のない会話も含まれます。会話をするには、文字を入力したり、電話を掛けたり、場合によっては相手と予定を調整しなければならないハードルがあるため、目的がないとなかなか会話はできません。

そういった意味では、まだチーム内のメンバーとも意思疎通の下地ができていない新人には、最初からオンラインだけというのは、なかなかやりにくい環境かもしれません。私の場合も、わからないことがあっても『こんなこと聞いて怒られたりしないだろうか?』、『前に一度聞いたことあることだけど、また聞いたら、話聞いてなかったなと思われないだろうか?』、『そもそも、この質問は誰にすればいいんだろう?』といったことが頭を過ぎり、質問できないこともありました。

そこで私が取った解決策は、雑談でも聞いてくれる先輩を作ることでした。しょうもない質問でも、丁寧に対応してくれる先輩です。私は運よく、当時のチームリーダーに恵まれたおかげで、オンラインでも快適に業務ができていたのだと今になって思います。

私がオンラインで新たな環境に入るときの最優先は、雑談相手を見つけることです。誰にも聞けないもやもやした疑問を持ちながら、合っているかわからない作業を進めるのは、精神的につらいです。雑談を聞いてもらえる先輩やメンバーを探してみましょう。それは、チーム外でたまにやり取りする人かもしれませんし、探さないと意外とそんな人の存在に気づかないものです。

卒業半年前に東京に引っ越したら、コロナ禍でリモートに

ここで、入社前後のことをお話しします。2019年秋、就活が終わってBlueMemeへの入社も決まり、あとは修士論文の発表提出を控えるだけでした。当時は埼玉県の大学に通っていたのですが、それから毎日、大学の研究室に通っては教授陣と研究を進め、修士論文を詰めていくのだと思うと憂鬱でした。

そこで私は、後先をまったく考えずノリで、『どうせ就職したら出社のために東京に引っ越すのだから、混む前に引っ越しちゃえ!』と、いうことで、卒業半年前に東京に引っ越しました。場所は東京スカイツリーが見える大都会錦糸町。そこで私の社会人生活が始まりました。

大都会、東京錦糸町で見上げた東京スカイツリー
大都会、東京錦糸町で見上げた東京スカイツリー

入社式前の2020年3月末から、研修が始まりましたが、世間ではコロナウイルスが騒がれ始めていた時期です。そして、4月6日からは、研修が全面在宅になりました。オンラインでの研修は2ヵ月で、名刺交換など社会人の基本マナーからローコードの開発サービスであるOutSystemsのブートキャンプまで、全てオンラインでした。これが、私はめちゃくちゃ楽でした。始業ぎりぎりまで寝てていい。電車に乗らなくていい。出社して顔を合わせる相手がどれくらい偉い人なのかわからないから、とりあえずの全力笑顔で挨拶しなくてもいい。こうして家で働くことが私のあたりまえになりました。もとから出不精の私にとっては最高の環境。もう出社したくない。家、最高!

どうせ出社しないところへ、沖縄に移住してみるチャンス到来!

研修が終わってからの1年間は、基本的にオンラインで仕事をしながら、半年間くらいお客さま先へ行ったり出向したりもしていました。

そんな、世の中がコロナ禍真っただ中の2021年夏、ある転機が訪れました。会社で、子会社設立のため福岡もしくは沖縄への移住希望の募集が出ましたのです。ちょうど東京への引越しから約2年。家を決めるときに広さ重視で、古さを度外視していましたが、お風呂の古さに嫌気が差していたので、そろそろ引っ越したいなと思っていた頃でした。

『ナイスタイミング!これは神からの天啓か!』本当に、これくらいの気持ちで移住を希望しました。会社への出社のために東京に住んでいたので、出社しないなら家賃の高い東京に住む意味もありません。

あとは福岡か沖縄かどちらか。福岡なら帰省もしやすいし、友達もいるし、福岡の街もある程度想像ができる…。『沖縄って何?飛行機でしか行けない?どんな町?よし、沖縄に住んでみよう!』

かくして、子会社への転職と沖縄への移住が決定しました。移住後の生活が想像もできないなんて、楽しみでしょうがないじゃないですか!

沖縄へ移住した直後の、とある一日のスケジュール

2021年秋、東京を捨て沖縄に移住しました。新しい生活には1か月ほどで慣れました。ノリと流れで引っ越した私が、現状どんな生活を送っているのか報告したいと思います。

8:00

南国の朝の日差しを通す薄いカーテン
南国の朝の日差しを通す薄いカーテン
寝床として使っているキャンプ用のコット
寝床として使っているキャンプ用のコット

始業時間が現在8:30なのでこれくらいに起きます。2度寝がこの上なく至極なので、8:20にもアラームが鳴ります。そもそもカーテンが半分薄いので、朝の日差しでよく起きます。コットと呼ばれるキャンプ用のベッドに寝袋、毛布で寝ています。この寝具では沖縄だと冬でも暑いので、毛布は敷布団になっています。

8:30

始業時間になったので、オフィスに移動します。オフィスまではだいたい徒歩4歩です。沖縄に移住しても変わらず在宅でお仕事しています。沖縄にも、子会社として設立したオフィスがあるのですが、業務も引き下げて引っ越ししたので、変わらずおうちで作業です。この後は、お昼ご飯まで仕事です。

仕事と趣味の作業スペースに使っている、部屋の横幅一杯の机
仕事と趣味の作業スペースに使っている、部屋の横幅一杯の机

部屋に最初から机が付いていたことが、ここの決め手でした。それに東京のおうちと比べて新しい。ほぼ新築のデザイナーズです。響きがかっこよい。デザイナーズ!作業スペースが広いのがとても気に入っています。また後述しますが、うちには冷蔵庫がないので机の右下にお茶が備蓄されています。

13:00

お昼の時間は決まってないので、大体これくらいに食べます。12時はどこのお店も混むので、この時間がベストです!レパートリーはセブン-イレブンのたらこスパゲッティか、ほっともっとののり弁の2択です。でも、この日はなぜか飴でした。お昼ご飯が終わったら、仕事に戻ります。

惜しまれつつ廃業したサクマ式ドロップス
惜しまれつつ廃業したサクマ式ドロップス

16:00

終業前に、開発者のデイリーミーティングに出席します。在宅だと人と話さないので、雑談ベースでざっくばらんに会話します。前述した細かなコミュニケーションは、ここで取るようにしています。最近発売したゲームから、開発中の少し気になっていることなど、話したいことをここで一通り話して、モヤモヤをなくします。

17:30

終業時刻になったので、この記事を書き始めました(当時は、社内ブログとしてこの一日の記事を書いていました)。

19:00

お風呂に入ります。この部屋の選んだポイントとして、湯船が広いことがあります。沖縄の人はあまり湯船に浸かる習慣がないそうで、毎日湯船に入るというと驚かれます。そういえば家探ししていた際、シャワーのみのおうちは何件もありました。新しいおうちには湯船はついていますが、湯船無しの方が家賃は安かったので、この辺は移住を考える際は要チェックです!

20:00

ここからは遊びの時間です。最近は、YouTubeとネットフリックスを見ながら、ゲームしながら粘土をこねています。

22:00

就寝。10時間近く寝ないと次の日に起きられなくなるので、寝る時間は早いです。

余談:私の毎日はこんな感じです。見てくださりありがとうございます。今回、自分の一日をまとめてみて、思いました。

沖縄感なくね?

沖縄っぽくない沖縄生活のリアルはこんな感じ

そして2023年春、沖縄移住から1年半が経ちました。以前に書いていた文章を改めて読み返して、沖縄移住エンジニアの充実した生活だとは思えません。どこのひきこもりの私生活さらけ出しブログなのかと思いました。移住から1年半経てば生活が変わるだろうと思い、この段落を書いていますが…変わらない。結局人は、環境では何も変わらずその人次第ということなのでしょうか。ただ、沖縄移住してなんも変わらないでは寂しいので、今さらですが沖縄の過ごしやすさを書きたいと思います。

「気候」

気候が私にだいぶマッチしています。花粉がないだけで最高です。今でも帰省すると花粉に悩まされるので、逃げるようにすぐに沖縄に戻ってしまいます。夏は蒸し暑くていられないでしょと思っていましたが、東京のほうが蒸し暑かったです。沖縄は風があるおかげか東京より夏もすごしやすい気がします。

冬は暖かい。1年間同じ服装で生活できました。長袖シャツのインナーとジーパンこれで1年過ごしましたね。今年は寒波があって少し寒かったですが、それでも布団はいりませんでした。あくまで個人の感想です。最近、私が沖縄にいるからと家族が沖縄旅行に来てくれたのですが、数日で肌が荒れていました。海風、紫外線がダメだったのか…?

「生活」

通販がすぐ届かない。アマゾンは基本1週間待つつもりで注文します。すぐ欲しかったら、直接お店に行きます。空輸ならすぐとどくけど、船載っちゃったーとかあります。今まで、そんなこと意識もしたことなかったですが。基本外食の私ですが、スーパー買い物することもあります。『田舎だから物価安いでしょ』とか言われますが、あまり変わらない気がします。野菜とかは少し高い気もします。輸送分のコストが掛かっているのかもしれません。

「コロナが落ち着いてきて」

引っ越してきた当初と比べるとコロナがだいぶ落ち着きました。国際通りにも人が増え、観光地には人がごった返しています。国道58号線はただでさえ朝晩と渋滞するのに、2、3月は常に渋滞のようになっていますね。ただ、シャッター街のようになっていた国際通りのお店が開きだしたので、やっとお店を開拓できるようになりました。

行きつけの飲食店の、圧巻の丼ご飯
行きつけの飲食店の、圧巻の丼ご飯

オンライン最高!リモートワーク最高!!

新卒から勤めて、子会社への転職や移住があったにしろ3年。そして、沖縄移住して1年半。こう書くと、せわしなくうろちょろしています。そろそろ、別の場所に移住もありかなと考えています。天啓が降りたら、また移住すると思います。

でも、こんな考えを思いつけるのも、オンラインで仕事をさせてもらっているからかなとも思います。オンラインが当たり前になってその楽さも知ってしまった今、毎日出社しろといわれたら…。こんな、オンラインが当たり前の世代がいることを知っていただけたら幸いです。読んでいただきありがとうございました!人生楽しんで!

沖縄の雰囲気は無くても、沖縄の海と空
沖縄の雰囲気は無くても、沖縄の海と空

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久園 空補
久園 空補
リモートエンジニア
静岡県出身 社会人4年目 沖縄移住2年目
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